新しい本を手に入れようとしたとき、「新刊を買う」「古書を買う」「借りる」という、大きく3つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。どれも当たり前な事ですが、本を手に入れるときは、用途やお財布事情などに応じて、入手方法を考えましょう。
「新刊を買う」
👍メリット
- 新しい、きれいな本が手に入る
…何しろ「新」刊ですから、当たり前ですね。 - 書店在庫があればすぐ手に入る
- (書店在庫がなくても)取り次ぎ在庫や版元在庫があれば注文できる
- 付録、帯、差し込みパンフレットなどが入っている(こともある)
👎デメリット
- 新刊なので比較的高くつく
(新刊であるにも関わらず、例外的に定価より安く手に入る場合もあります) - 絶版となり、在庫もなくなればそもそも新刊としては入手不可能
「古書を買う」
👍メリット
- 安く手に入る(希少書籍を除く)
- 絶版になった本、希少書籍も手に入る
…絶版になってしまった本は、古書をあさるしかありません。
👎デメリット
- 多かれ少なかれ、人の手を渡ったものなので傷んでいる
…新品同様のものもあれば、古い本だとほとんど崩壊しかかっているものまで。 - 目当ての本がすぐ手に入るとは限らない
- 希少書籍の場合は却って高価になる場合がある
…発売開始と同時にプレミアがついて古書取引されることも。
…よくよく調べると、復刻版などが後から出ていて、安く入手できるなんてことも。 - 付録、帯、差し込みパンフレットなどが手に入らない場合がある
…逆に、入っているはずのないものが入っていることもあります。たとえばこんな事が!
「借りる」(図書館内閲覧を含む)
👍メリット
- (公共図書館や学校図書館なら)無料です。
…ただし、交通費は別。また、一口に図書館と言っても、有償の図書館もあります。 - 返却期限があるから、読むモチベーションになるという人もたまにいます。
👎デメリット
- 在庫がない(または足りなくて予約待ちになっている)と手に入らない
- 期限が定められており、返却しなくてはならない。
…永久所蔵もできませんし、期限内に読んで返す義務があります。 - 書き込みができない
…アンダーラインを引いたり、メモ書きをしながら読みたい人には致命的です。
(関連:書けないパズルの価値は?)
トップで使用した、天井画の美しいこの図書館は、チェコのプラハにあるストラホフ修道院です。