ここでいう中型書店とは、平屋建て~2階建て程度のビル、またはスーパーや商業施設の中にテナントとして入っている書店をイメージしています。大型書店は新宿、池袋、渋谷、東京(丸の内)…といった大きなターミナル駅に集中していますが、この規模の書店はチェーン店として全国のあちこちに存在する、とても身近な書店です。
大型書店ほど棚数は多くありませんから、必然的に商品の「取捨選択」が厳しく行われます。その分店やスタッフの特徴が出やすく、お気に入りのお店を「発掘」する楽しみがあります。
チュウ型書店はタコなんかじゃありません。とても魅力的なお店です。
👍メリット
- 大型書店がある町は限られるが、中型書店は全国のあちこちに展開している
- チェーン店だけでなく個人店も多い。身近な書店。
- 棚数が限られているため、商品の取捨選択が厳しい
だがそのおかげで、商品の新陳代謝がよく、通うたびに新しい発見がある
また、取捨選択の仕方に、お店の特徴が出やすい - 商品数が絞られているので、じっくり一冊ずつ棚を眺めて吟味できる
👎デメリット
- マイナージャンルの本は探しにくい
- 似た内容の本を比較検討しながら探したい場合、比較候補が少なくなる
- 専門的な知識をもったスタッフは少ない(いないわけではないが必ずいるとは限らない)
💡賢い使い方
- 街の身近な本屋さんとして、近所のお店なら通りがかりや時間のある時、
マメに通う習慣をつけると良い - 特にこれと言って目当ての本があるわけではない時、
新たな本との出会いを求める書店として最適 - 棚数が少ないからといって、中型書店は決して大型書店の劣化版ではない。
商品の取捨選択が厳しい分、書店の特徴、スタッフ(棚担当者)の特徴が出やすい。
そのためお店によっては、ある特定分野に限れば、大型書店よりも品揃えが良い
ことすらある。(例えば小さな棚でも立派な専門店~あるアルバイトのお話~)- 入ったことのないお店を見つけたら、どんどん入ってみて、お気に入りのお店を
探しておく習慣をつけよう - チェーン店にはチェーン店の特徴がある。
チェーン店でも、店ごとに担当者の特徴がある。- いかにお気に入りのお店を見つけるか、お店の特徴をつかむか、については
また後日。
- いかにお気に入りのお店を見つけるか、お店の特徴をつかむか、については
- 入ったことのないお店を見つけたら、どんどん入ってみて、お気に入りのお店を
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