◆書誌情報
- 出版社による書籍紹介ページ
- http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/2746.html
2012年 絶版となりました。
◆解説
◇出版社解説文
新人エンジニアや情報工学を学ぶ学生など、コンピュータを学びたい人向けに、コンピュータのしくみをハードウェアの側面からわかりやすく解説した入 門書です。コンピュータを学ぶというと、どうしてもプログラミングを学ぶことと思いがちですが、ハードウェアを学ぶということは、ソフトウェアをより深い レベルで理解することにつながります。本書ではまず、0と1だけで計算する2進数のしくみを考えるところから出発し、その計算を電気回路、電子回路に行わ せるにはどうすればよいか、メモリーやCPU、I/Oについてもわかりやすい図解を交えて解説します。また、Flashアニメで回路の動作がみられます。
◇著者解説文
「コンピュータはどのようなしくみで動いているのか?」という疑問を解決するために必要な情報だけを厳選して詰め込みました。主な対象読者はコンピュータを学ぼうとしている高校生、大学生、新社会人の方々です。
例えプログラマといえども、コンピュータエンジニアとしてはハードウェアの知識も必要です。特に組み込みコンピュータの分野ではハードとソフトの両 方を理解している人材が求められています。しかし既存の本は、電気なら電気、論理なら論理、電子回路なら電子回路の分野を深く掘り下げる形で書かれている のが普通です。コンピュータは多くの分野が交錯した複合分野であるため、ハードウェアを既存の本で学ぼうとするといくつもの本を読んで理解しなくてはなり ません。そこで本書は思い切って分野の垣根を取り払い、コンピュータの理解に必要な知識だけを丁寧に解説することで、ハードウェアを学ぶ入門、足掛かりと して役立つ本を目指しました。
また、ただのイラストだけでは理解が難しい部分に関しては、本文に示されたQRコードを携帯電話で読み取ることで、Flashムービーによる解説を見ることができます。
2010年11月20日発行の 工学院大学 学園広報誌『窓 Vol.168』に紹介記事を掲載していただきました!
http://www.kogakuin.ac.jp/mado/mado168.pdf
◆正誤情報
以下の誤りが見つかっています。謹んでお詫びいたします。
- 第1版1刷
- p.III はじめに l.2「ハードウェアの側面からを理解する」→「ハードウェアの側面から理解する」
- p.43 図2-13 d(デシ)は正しくは10^-1 であり,正しくは0の線とm(ミリ)の線の間に位置します.
- d(デシ)は、10^1を表すda(デカ)の誤りであるとの指摘も頂きましたが、デシを表す事が著者の意図です。(daは通常使用する事がほとんどない接頭辞であるため)
- p.80 図3-9 「NOT回路に0が入力」→「NOT回路に1が入力」
- p.97 「Cont」→「Cout」
- p.102 下から4行目 「ABCinA+CinB+AB」→「CinA+CinB+AB」
- p.103 図3-49の上 「この回路を図3-49に付け加えると」→「この回路を図3-43に付け加えると」
- p.120 図4-6 「11+10=100」→「11+10=101」
- p.127 図4-17 -が半角になってしまい、バランスが悪くなっています。
- p.161 下から4行目 「わかりにくい回路だTと・・・」→「わかりにくい回路だと」
- p.172 「図6-5の③メモを見て足し算」→「図6-5の③メモを見て引き算」
- p.192 下から6行目 「ALUを挟まっていることで」→「「ALUが挟まっていることで」
- p.193 同一の脚注が重複してしまっています。
- p.205 図6-35 最上段 出力 「0(数字)」→「O(アルファベット)」
- p.205 下から2段目 出力 1→0
- p.254 下から4行目 「図8-6」→「図8-3」
- p.260 下から4行目 「スイッチを上に上げると」→「「スイッチを下に下げると」
- p.233 最下行「ですからこの方法プロ…」→「ですからこの方法でプロ…」
- p.238 図7-14 「ブラウザ情報」→「フラグ情報」
- p.299 3章(1)解説内 「という問題分の条件に~」→「という問題文の条件に~」
- p.300 9章(3)解答 「Aclnowledge」→「Acknowledge」
- p.300 回路図 縦に4つ並んだAND回路のうち、一番下はBCDに接続するのが正しい