発売当時、ネットでかなり話題を呼びました。台北にある女子高の制服を丹念に調べて描いたイラスト作品集です。これだけの説明だと、なんだかいわゆる「オタク向け」とか「萌え系」の本ように聞こえてしまいますが、色使いもポージングもタッチも素晴らしく、むしろれっきとした美術書と言っても良いのでは。現存する学校だけでなく、日本統治時代の歴史的な制服も登場します。イラストだからと気を抜かず、服はすべて実際に学校に取材を申し入れて、スカートのプリーツ数まで数えて再現しているというから驚き。
日本語版はまだ第1巻しかでていませんが、台湾ではすでに第2巻が発売され、第3巻の準備が進んでいるとのこと。
…余談ですが、こういう本を扱っているイメージがなかったもので、この本がマイナビから出版されたというのはちょっと意外でした。
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