書斎の本棚から:遠山啓のコペルニクスからニュートンまで

遠山啓のコペルニクスからニュートンまで

このブログでは、自分の持っている本の紹介もしようと思っていたのですが、私の蔵書はあまりにも専門的だったり、逆にとても俗っぽかったりして、変わり種の本を選ぼうとすると案外難しいことに気付きました。今回紹介するのは、専門書でありながらデザインの美しい一冊。

高円寺で行われた、中小の出版社が集まって掘り出し物を並べるイベントにて、ひとめぼれして購入しました。実は私の買ったの本は、もう製本が崩壊しかかっていて、背張りがはがれてしまっています。(だからこそ格安で買えたのですが)

全く同じ内容でデザインの違うものもあり、そちらは壊れておらずしっかりしていました。ところがデザインが単なる教科書のような地味なデザインだったため、悩んだ結果、デザインを重視してこちらを選びました。

表紙は絵本のようですが、中身は本格的なのにわかりやすい。数学・物理歴史を丁寧に説明し、最後は相対性理論の解説までたどり着きます。図版も、貴重な史料が多数収められている他、温かみあるタッチで描かれた手書きの図解があったり、過去の偉人の肖像写真があったりと、絵を追うだけでも楽しい本です。

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