N.Y.Cityのまちかど
introduction of trigonometric function
三角関数入門
この文章は、友人にされた質問への回答をメモとして記録したものです。
三角比の拡張
最初に示した定義では、θの値は (0° < θ < 90°)に限られる。なぜならば、この範囲を超えるともはや三角形を描けなくなるからである。
そこで、三角比の定義を拡張し、90°≦θ や θ≧0 の範囲でも三角関数の値が求められるようにする。
三角関数の新たな定義
原点を中心とし、半径が斜辺の長さ a に相当する円Oを描く。 原点とX軸の成す角をθとして直線を引き、円との交点をAとする。 AからX軸へ向かって垂線を下ろし、X軸との交点を点Bとする。
このとき、点Aの座標を(c,b)、点Bの座標を(c,0)とする。
この時の三角関数の値は以下の式で求められる。
数式の形そのものは、最初の定義とおなじであるが、a,b,cは三角形の辺の長さではなく、aは円の半径、c,bは点Aのx座標、y座標として与えられている点が異なる。
例:θ=90°の場合
原点中心、半径aの円を描き、x軸との角度90度の位置に線を引く。 円との交点から垂線をおろすと、この線はそのままy軸上を通るため、 垂線の長さbは円の半径aに等しくなり、cの値は0になる。従って点Aの座標は(0,a)となる。
故に、三角関数の値は以下のようになる。
現在ご覧のページの最終更新日時は2015/03/15 01:10:07です。
Copyright (C) N.Y.City ALL Rights Reserved.
Email: info[at]nycity.main.jp