N.Y.Cityのまちかど

Earth=0V?

なぜ、地球は0[V]なのか?

電気工学において、アース(接地)というのは非常に重要です。

大地の電位は全ての電圧の基準ですし、また家電製品が漏電した際に 人間が感電しないようにするためには、しっかりとしたアースを施す必要があります。 このことは、ちょっとでも電気工学や電磁気学をかじった人ならば必ず知っている 知識だと思います。

ところが、「そもそもなぜ、地球は0[V]なのか?」という疑問に答えている本を、 私は今のところ目にしたことがありません。

アースのはなし (SCIENCE AND TECHNOLOGY)という本に、かなり曖昧な 書き方ではありますが、記述がありました。 『アースというのは、本質的には近くにある大きな金属の塊』と書いています。 金属の塊という表現は、おそらく「導体」に相当する言葉だと思いますが、 このあたりの解説はなんだか中途半端な説明にとどまっていました。

これほど、アースが大切だ、アースの理解が重要だ、と言っておきながら、 「なぜアースがアースたりえるのか」という非常に素朴な疑問に答えている本が ないというのはとても不思議な事です。

一応、自分なりに仮説は持っていて、おそらくこれが正しいだろうと信じては いますが、何しろそれを裏づけてくれる資料がないもので、途方に暮れています。

誰か知っていたら教えてほしいです。

なぜ、地球は0[V]なのか(仮説)

地球が0[V]ということは、正電圧も負電圧も地球は吸収する、と言う事を意味しています。

正電圧を帯びた物は電子が不足している状態にありますから、電気的に地球と接続される と、地球からそのものに電子が供給され、中性になろうとします。 逆に負電圧を帯びたものは、電子が過剰な状態にありますから、電気的に地球と 接続されると、地球は過剰な電子を吸収して中性になろうとするわけです。

この時、「帯電したもの」(具体的には電池だろうが、冬場にフリースを着て ゴム板の上を動き回った人間でも構わないわけですが)と地球は、ケタ違いに大きさ (正確には体積)が異なります。大きさが異なるという事は、その物を構成する原子に 含まれる電子の数も圧倒的に異なるということです。

地球の場合は、あまりにも体積が大きく、それ故自身が持っている電子の数もケタ違いに 多いため、少々電子が減ろうが増えようが、誤差程度の変化でたいした違いでは ありません。

その一方で、地球と接触した「モノ」は、地球にとっては些細な誤差でも、 体積が小さい分、誤差では済まされないほどの電子量変動です。

故に、「自然は常にラクに安定になろうとする」という基本原則にのっとり、 電子の増減を受け入れる余裕がある地球から電子をもらったり送ったりして 中性になろうとする。

というのが私の仮説です。

元々細身の人が突如5[Kg]も痩せたら『どうした、病気か?!』と聞きたくなりますが、 元々100[Kg]を超える体重の人が5[Kg]痩せたところで大して気付かれないのと 同じようなものです。(違うかな...(苦笑))


現在ご覧のページの最終更新日時は2015/03/15 00:33:59です。

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