コリン・クリービーの写真教室

~Colin Creevey PhotoGraph Class~

第3回 用品の知識 〜カメラとその他の器材〜

さて、もう一つ撮影に必要な器材はカメラ。 カメラの仕組を理解しないと、始まらないよ。

2-カメラ

2-(1)種類

カメラには大きく分けてニ種類ある。 レンジファインダーと1眼レフカメラ。 この二つの大きな違いはファインダーにある。 カメラの前面、中央に伸びるレンズはフィルムに繋がっているのはわかると思う。 ではファインダーに映っている画像はどこのレンズが拾っているのだろう? レンジファインダーというのはフィルムに映る画像と、ファインダーに映る画像が 違うものをいう。一般的な家庭用コンパクトカメラはほぼ全てこれ。 欠点はマクロ(近接)撮影に弱いこと。被写体に近づけば近づくほど フィルムに映る画像とファインダーの画像がずれていく。 もう一つの欠点はレンズ交換が出来ないこと。 仮にレンズ交換が出来るように作ってもファインダーに映る画像は変らないから 使い物にならないというわけ。 そして1眼レフカメラというのは、レンジファインダーの逆。 フィルムに映る画像とファインダーに映る画像が同じものだ。 これはミラー(鏡)とペンタプリズムというものを使って成り立っている。 欠点といえば少々重たくなることかな? 下の図をみると仕組がよくわかると思う。 通常の状態ではレンズから入った光(画像)はミラーで跳ね返り、 ペンタプリズムを通ってファインダーに映る。 この時、跳ね返った回数は4回(偶数)なので映る画像は 天地左右いずれも逆転していない。 シャッターを押した瞬間、カメラの中は暗室状態になり、 ミラーが下りて(点線)規定の時間、フィルムに光を当てる。 実際のカメラはこの図に絞り、シャッター幕なども入って成り立っている。 というわけ。 レンジファインダーと1眼レフを見分けるにはファインダーを見ればいい。 ファインダーがレンズのと同じ横位置にあるものは1眼レフ。 レンジファインダーでこれをすると使いずらいことこの上ない。 あるいは正面から見て、ファインダー用のレンズが見えればレンジファインダー。 なければ1眼レフ。

2-(2) 選び方

基本的に白黒写真もカラー写真もどのカメラでも映るから、何でもかまわない。 むしろ気軽に楽しむ分には家にある家庭用のコンパクトカメラでも構わないけど、 本格的にやりたいとか、現像引き伸ばしまで自分でやりたいとなると 1眼レフの方がぐっと出来ることが広がる。 もちろん何十万もするものを買う必要はなくて、家庭用の1眼レフで構わない。 オートフォーカスでないカメラを使う場合は、やはりピント合わせに限界が出てくる。 裸眼視力が十分な人はいいのだけれど、眼鏡をかけている人はピントを合わせにくい。 昔のカメラを使う人はもしかしたら露出まで自分で合わせることになるかもしれない。 絞りとシャッタースピードを自分で決めるには、かなりの慣れがいる。 こればかりは自分で勉強するしかない。 1眼レフを使う人はレンズ選びをする必要があるけど、とりあえずは 標準ズーム(あるいは標準レンズ)でいいと思う。 25mm〜80mmのズームレンズなら使いやすいんじゃないかな。 カメラは保存に注意しよう。最近のカメラは露出計算、オートフォーカス 全てにコンピュータを使っているので水は大敵。 1眼レフを使っている人はマウント(レンズを取り付ける部分)も注意。 金属のピンが汚れている人は柔らかい布でかるく払っておいたほうがいいけど、 ここが痛むとレンズからのピント、絞り情報が伝達されなくなる。 さらにミラーもむき出しになっているから注意。 このミラーには何があってもさわらないこと!!! さらにレンズの保管には十分注意してほしい。風通しのよいところに保管しないと レンズにかびが生える。これが表面のレンズに生えたのならまだ掃除できる可能性があるものの、 内部に生えてしまうともうお手上げ。掃除は不可能。 多少のかびが生えてもほとんど撮影像には問題はないけど、 ところどころに霞がかかったようになることがある。 うまいことかびが生えたレンズは逆にソフトフォーカス(いい具合に霞のかかったように見える) 効果のあるレンズとして使うことがある。 押入などには絶対に保管しないでほしい。 カメラはたまにでも出して使っていれば、かびが生えることはない。 Topに戻る 写真教室に戻る