高校2年目の夏が過ぎ、街路樹がゆっくりと、そして確実に「秋色」に染まって行く中、
目の前についも見慣れた笑顔があった。
まん丸な顔にほんのりと赤く染まった柔、
それと「始めて出会ったあの日」と変わらない柔らかな笑顔....
それは他の何にも変えがたく、尊とい、大切な物....
12年前から変わらない物..
俺の大切な物、守りたい物....
リメイク版 完全オリジナルSS、「雪村の心の中」
製作/著作:高速なレッドマウス (別名 空の通り魔こと、百式司令部偵察機3型甲)
WARNING!:作者に無断で改変する事、改変したデータを再配布する事は『著作権法違反』になります。
また、ダウンロードした場合でもこのデータの所有権は『作者』にあるものとし、
第3者がこのデータを自分の名義で公開することは『著作権法違反』になります。
私は著作権に関しては『全然甘く見ていません』ので、場合によっては『然るべき処置』をとらせていただきます。
ご注意下さい。
.....だが俺は、5年前、「ある出来事」からその笑顔を守る事が出来なかった...
そして「あの日」以来、彼女は笑わなくなった
傷つき、ずたずたになった心、それが彼女から笑顔を奪った...
笑う事が出来なくなった....
だけど、俺の前では無理して微笑んだ....
それが無性に哀しかった...
「何で守れなかったのか?」
そう何度も自分に問い掛けたが、
答えは出なかった.....
そして、
「もうあの優しい微笑みは見れないのか..」
そう考えると自然と涙があふれ、自分の無力さを知った......
...それから5年の歳月が過ぎた......
今俺の前で微笑んでいるのは「その時」の彼女だ
「あの日」以来見る事が出来なかった無邪気で優しい微笑みを満遍なく浮かべ、
黒く澄んだ瞳で俺の事を見ている
その笑顔を見たとき、
「今度こそ守って見せる.....」
そう心に誓った...
「雪村君?」
「あっ?、あぁ、」
「どうしたの?、何か考え事?」
「うん、まぁ、な、...それより時間が無くなるから行くぞ、千秋」
「えっ、...あっ、うん!」
俺は彼女の手を握り、少しずつ「秋色」に染まりつつある街路樹の中を走り出した
小さな手を握り、少し遅れてついてくる彼女にペースを合わせ、ゆっくり走りながら、
俺はさっきの誓いをもう一度心の中で繰り返した、
「今度こそ守ってみる、
それがたとえどんなに辛くても、誰かを敵に回そうとも、
絶対に守って見せる.....
俺の大切な「小さな秋」を.......」
そう繰り返しながら俺は上を見上げた、
その日の青空はいつもより蒼く、澄んで見えた........
そして、右手に握られている彼女の手の温もりを感じながら、
「綺麗だな...」
と、呟いた.....
〜あとがきとおまけ〜
1,あとがき
どうも、高速なレッドマウス (別名 空の通り魔こと、百式司令部偵察機3型甲)です。
今回は「秋子さんとベクタートラップシリーズ」とは違う、まったくもって完全オリジナルのSSを
書いてみました。
今回は、彼「雪村君」のある日の心境を書き表してみたのですが、いざ書き始めてみると結構難しく、
なかなか良い文章が書けませんでした。 (未熟者ですので....)
しかし、本当に人の心(心境)を書くのって難しい物ですねぇ、
こういうSSを書きなれている人から見れば、相当違和感とかを感じざるおえないのでは?、と思います。
ご了承下さい。 (くどいようですが、未熟者ですので....)
ちなみにこのSSのキーワードは「秋」です。
「秋色」、「千秋」、「小さい秋」......
......いろいろと想像してみてください。 ^_^;
2,おまけ(書いているうちに本編より相当長くなってしまいました。 ご了承下さい ^_^; )
ちなみにこのSSは、以前私が一太郎8で書いていた「SSもどきのリメイク版」です。
以前書いていた時は、N.Y.Cityにあげるなどは考えていなかったので、
彼にも一切公表していませんでした。
ですが、最近になって「もう一度書いてみようかな?」と思いキーボードに向かった次第です。
そのため「このSSは何?」と思う人がいるかもしれませんが、ご了承下さい。
(多分原因はエレクトロスフィア(インターネット空間の事を私が勝手にこう呼んでいる 出典:AC3)から
友達経由でダウンロードした「*Kanon」のSSと小説に影響されたのが原因だと思います。
私はすぐに人に影響されやすい人間なので.....)
そのお詫び(?)に今回の登場人物2人のプロフィールを本邦初公開します。
(一部他のキャラクターとダブってしまうところがあると思いますが、
2人とも私による完全オリジナルキャラクターです。)
WARNING!:私に無許可での私的、公的流用厳禁! また、私的、公的での無断改変も厳禁!
(出典:「キャラクター設定資料 No.01」より)
1,石原 千秋 「暗い過去を背負い、病弱ながらも誰にでも優しく、そして健気で純粋な子」
6人組の中では一番大人しく、冷静に物事を考えるタイプの人。
それゆえ「真面目だね」と言われがちで、本人もそれを気にしている。
しかし、恥かしがりやで突発性赤面症、また、周りから強要されたり、頼まれたりすると嫌とは言えず、
力でねじ伏せられると抵抗すら出来ない。
このため何かとトラブルや事件などに巻き込まれたりする。
性格は病弱のためとても大人しくて、傷つきやすく、純粋で優しい心の持ち主である。
生年月日/西暦 5048年 6月10日 年齢 17歳
身長 153.8cm 体重 42.4kg
宝物は12歳の誕生日に買ってもらった15万円(本当は15億円以上)の
リストロ.クロスレッ社製のヴァイオリン
趣味 読書 バイオリン 口癖 特になし あだな ちーちゃん ぽっちゃりちゃん(?)←(先がつけたあだな
本人も少し気に入っているらしい) 特徴 髪を束ねているクリーム色のチェックのリボンと、ポニーテール、
りんごの様に赤くなるふっくらとして柔らかい頬。
*彼女の「暗い過去」についてはいずれ書く予定です。 (予定は未定)
どうしても知りたいなら「少しだけ」教えます。 「いじめ」と「ひとりぽっち」です。
*ちなみに彼女は「超」がつくほどの物知りで、 たとえばまだ実用化されてもいない「カルトフェクト」に
ついてもその仕様について事細かに言えるし、機体のシェルエットを見ただけで
それがF-15 S/MT C1-T6だと言い当てる事も出来る上に、そういったミリタリーの分野以外(雑学、
医学の分野)にもかなりの知識を有している。
その例としてこんな会話があった。
「ねぇ、ちーちゃん、ほら、飛行機が飛んでるよー」
「(上を向いて)うん、.......あれは..Su-37........」
「えっ?、..ちーちゃん、今なんて言ったたの?」
「え?、..Su-37って」
「Su-37?」
「うん、あの戦闘機の名前、スホーイ Su-37 スーパーフランカー」
「ふ、フランカー?、それってあの飛行機の名前?、よく知ってるねぇ、ちーちゃん」
「うん、あの戦闘機はアメリカのグラマン F-15等を意識して作られた双発大型の多目的戦闘機で、
大元の原型機であるスホーイ Su-27に左右独立稼動カナードと新型ベクタードラストノズルの採用、
機体強度の強化と航続距離、最大飛行高度、速度の向上、ウェポンベイと燃料タンクの拡張を施した機体で、
正式採用はU.C2986年の6月、現在使用されているSu-37 Model A-3は3019年に
採用されたばかりの新型機。
あと、来年にはCOFFINシステム(コフィンシステム=反射神経と運動神経を使った機体制御システム)と T.C.HUD(全周囲HUD)を搭載したSu-37CTC フランカープラス Model A-1がロールアップ するんだよ。」
「(呆然として)...す、すごい........」
この会話は、去年(U.C3019年)、彼女が友達と沖縄に遊びに行った際に、
嘉手納基地の横にある一版道路のフェンスの前で実際に行われた会話の内容。
(ちなみに、この時点ではSu−37CTCがロールアップする事は一部の人のみが知り得た情報で、
彼女がどこでこの情報を得たのかは謎(!)である。)
あと、彼女は決して軍事関係に趣味が無いのに「何故」というと、
「色々な本(技術書なんか)を読んでいるうちに知らない間に覚えてしまったから」
だと本人は言う。
ある意味結構怖い人かも......
2,雪村 郷 「千秋の幼なじみで恋人。 彼女の幼い頃からの数少ない理解者」
千秋とは幼馴染で、恋人。
特別な思いを千秋に対して抱いている事は確か。
6人の中で体の弱い千秋の事をいつも一番心配し、
何かとトラブルや事件に巻き込まれやすい彼女を守ってあげている。
かわいい幼馴染がいるため、周りの男子からはうらやましがられたり、ねたまれたり
されているが、けっこうの人気者。
彼が6人の中でリーダー的な存在で、ストッパーの役目を果している。
性格はおおらかで活発的。
生年月日/西暦 5048年 11月28日 年齢 16歳
身長 166.7cm 体重 66.7kg
宝物は10歳の誕生日に千秋からもらった手編みのセーター
趣味 サッカー 口癖 特になし あだな ゆきちゃん(!)など←八善(やよい)がつけたあだな。
本人は全然気に入っていない。
特徴 誰でも友達になってしまうところ。
生年月日が西暦 5048年となっているのは、今から3047年後の世界が舞台になっているからです。
西暦 5048年をU.C(西暦 2045年の宇宙移民開始と同時に変わった国際年号)に直すと
U.C 3003年になります。
この年は15年戦争が終結した年です。 (U.C 2988年 1月5日〜3003年 1月1日)
今後、この世界の設定等をN.Y.CityのHPで公開していく予定です。
何でも良いので感想下さい。 (感想は、N.Y.CityのHPにお願いします。
私はアカウント(?)、HPを持っていないので)
高速なレッドマウス (別名 空の通り魔こと、百式司令部偵察機3型甲)でした。
*このSSは秀丸エディタ Version2.26で作りました。
このような素晴らしいエディタを作ってくださった斉藤 秀夫氏、山田 和夫氏には心から感謝の意をささげます。
製作/2001.09.18 PM 08:59
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