Misson impossible in Marinela palace
〜ミニ・パタリロ軍団 来る!〜(6)
パタリロ! 2次創作小説
〜常春の国マリネラ 悪夢の1週間5日目〜
「殿下!!バンコラン少佐御一行様が到着なされました!」
「ばかもん!!こんな時に旅館の親父みたいなこと言うんじゃない!!」
騒々しい雰囲気の中、
英国MI6少佐 バンコラン、
米国CIAエージェント アラスカ支局勤務 ヒューイット
の両名は長旅の疲れを休める間もなく、“ミニ・パタリロ軍団 誘拐事件 合同捜査本部”と書かれた
部屋に通された。
「やぁバンコラン、ヒューイット。元気か?」
「おまえの顔を見なければ健康だ。」
「毎日 部屋のなかで凍えてるよ。」
「...挨拶はそこそこにして、早速だが状況を報告するぞ。」
パタリロは厚さ2cmはある報告書を元にこれまでの経緯を報告した。
「...と、こちらの状況はそうなってる。」
いままで大きな事件を数多く扱ったバンコラン、ヒューイット両人も重々しい顔をしていた。
「MI6で向精神薬の流通状況を調べて見よう。条件には応じるのか?」
「ダミーの訓練弾を搭載した機体をマリネラ空港の整備庫に待機させてある。」
「金は?」
「マリネラ銀行で緊急に手配しておいた。」
たまねぎ1号の携帯を前に3人はめいめいにコーヒーをすすったり葉巻をふかしたりしていたが、
目に見えて苛立っていることがわかった。カップをもつ手は震え、葉巻はものすごい勢いでなくなっていった。
時計の鐘が1時を告げたとき、携帯が無機質な機械音を発した。
パタリロは録音装置のスイッチをいれ、逆探知を命じて電話をとった。
「...もしもし...」
「まだ、金が振り込まれていない。時間を引き伸ばす作戦はなしにしてもらいたいね。
機体をすぐに空港の第1滑走路に出してもらおう。機体にはだれも近づけるな。
われわれはきちんと監視している。そのつもりで。」
「もしもし?もしもし..!...切れた。」
録音されたテープからは電話をしているのは同一人物としかわからなかった。
逆探知も失敗。
「たまねぎ!車を出せ!空港に向かう!!バンコラン、ヒューイット!来い!!」
「まて!パタリロ!!部下から連絡が来た!!マレーシアに大量の向精神薬が流れていた!!
噂によれば例の生物学研究所はクローンの研究をしていたそうだ!」
「ブローカーはどこだ!!」
「驫・鸞臠の息のかかった奴だ!」
(答えは目の前だ。)パタリロは手応えを感じつつたまねぎに命令した。
「渡航記録を調べろ!!犯人は向精神薬と共に来たはずだ。」
「先々週に向精神薬が輸入されています!山の麓の精神病院にはこばれています!」
「そこだ!!すぐに向かうぞ!!!」
機械を一つ掴んでパタリロは車に飛び乗った。2人が飛び乗ったところで車は急発進していった。
結局、その精神病院はつぶれた病院でほとんど人も寄り付かないところだった。
中にいたのは驫・鸞臠の手下数人..だけだった。
「これで大本のボスが捕まるのは時間の問題だろう。」
しかしパタリロはまだ安心する訳にはいかなかった。肝心のミニ・パタリロ軍団はどこにいった?
その疑問はパタリロの一言で解消された。
「宮殿内レーダーの周波数はいくつだ!すぐに陸軍に知らせろ!!」
結局、ミニ・パタリロ軍団は山奥の山小屋から見つかり、無事に保護された。
次の日、朝早くに迎えにいくとの連絡が入った。
「滑り込みセーフでしたね。」
たまねぎのそんな一言を身に染みて感じながら、パタリロは深い眠りに落ちていった。
MIM. Fin
後書き
やっと完結。いや長かった。 プロットなしで長編を書こうとしたのが無理だった。
なんだか文章おかしくなるんですよね。だんだんと。
やはり私は短、中編に向いているようです。
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