Misson impossible in Marinela palace
〜ミニ・パタリロ軍団 来る!〜(5)
パタリロ! 2次創作小説
〜常春の国マリネラ 悪夢の1週間4日目〜
パタリロは一人報告書に目を通していた。
口元ににんまりと笑みをうかべて。
「殿下..なにをお読みで?」
「CIAの黒たまねぎからの報告書だ。ヒューイットの奴、懲りないもんだ。」
「左遷の理由ですか?」
「町でかわいい子を見つけて連れ込んだはいいがその子が近所のちょっとしたお金もちの娘だった訳だ。」
「ははーん、それでCIAに苦情が来て問題がとりだたされたんですね。」
「そういうことだ。おい、ところで奴は起きたか?」
「起きました。取り調べていますが...そうとう強く洗脳されているようです。口を割りません」
「そのまま取り調べ室にいさせろ。実験室からあれをとってくる。」
「あれ、ですか?」
たまねぎの疑問を無視してパタリロはすばやく実験室へ向かった。
(取り調べ室..の前)
「たまねぎ、おまえたちはいままで通りの取り調べをしろ。僕は上のダクトからマインドコントローラ
であいつの精神を操作してみる。」
「はい。ではその前に」
そう言うとそのたまねぎはポケットからメジャーを取り出し、パタリロのお腹に巻き始めた。
「おい、何をしている?」
「はっ。殿下が万が一ダクトに詰まったら後々の除去作業が大変なので寸法を測..」
皆まで言う前にパタリロから一撃が飛んだ。
「そんな事しなくても詰まりゃせんわい!行くぞ!」
脚立を上ってやっとのことでダクトに入ったパタリロは取り調べ室の上に向かった。
マインドコントローラを取り出し、スイッチをいれた所、パタリロは仰天した。
マインドコントローラはたくさんのエラーメッセージを出していた。
『精神状態認識不能、コントロール不可』
『精神状態異常、不安定窮まりない』
『洗脳被害者の可能性大 注意せよ』.....
パタリロは慌てて戻ろうとした。こんな相手を口説き落とそうなんて無理な話だ。
戻ろうとして..気がついた。
パタリロの尻はダクトに詰まっていた。
詰まった尻を突然巣への道をふさがれてパニックになっている鼠がかじっていた。
パタリロはひとまず尻にかじりついている鼠を気合い一発『屁』で追い払うと
泣く泣く無線でたまねぎに救助を依頼した。
対屁用ガスマスクを着けたたまねぎがパタリロの足にロープをかけて引きずり降ろすと
足のロープを外すのももどかしくパタリロは開口一番切り出した。
「取り調べは中止!!危険だ!危険すぎる!!!」
パタリロはバンコラン、ヒューイット両名の到着を待つことにした。
パタリロが自室で一息ついていると、突然けたたましいコール音が鳴り響いた。
「殿下!誘拐の要求です! 」
「すぐに通信局に連絡しろ!逆探知と録音はいいか!!」
「OKです!」
「....もしもし?私がパタリロ国王だ。...」
『ほう、君がパタリロ国王かね。じきじきに話せるとは実に光栄...。』
「要求は?」
『現金で番号をそろえずに二億$。それに燃料、AtoAミサイル、機載機銃、FAEB
を満載した F-15 ACTIVEを用意してもらおう。』
「...逃走用にしては重すぎるな。何に..」
『余計なことを聞かないでもらおう。 軍関係者ならわかるだろうがFAEBを積んだ機を
打ち落としたら下の土地に重大な損害を加えることを御忘れなく。』
「引き渡しは?」
『金はスイス銀行ロンドン支店 口座番号1328-22 に明日中に振り込め。
機体はマリネラ空港に止めておいてもらおう。
以後連絡はそちらの「たまねぎ1号」の携帯に入れる。
次の連絡は明日午後1時。以上』
(ツー、ツー、ツー)
「...切れた...。」
「殿下!逆探知出来ませんでした! 録音はすぐに研究所にまわします!」
(タイムリミットはあと3日か..。)
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